全国の歯科診療所の数と将来に関して

2016年11月29日
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国が公表しているデータによると、全国の歯科診療所の件数は供給過多になっているようです。一般的には便利な印象もありますが、歯科医師の数が増えることで、一人あたりの収入が減ることになります。収入が減ることで、無駄な治療を強いられる患者が増えることが予測されます。結局、患者が不利益を被る可能性があるという訳です。

国の方針としては、歯学部の定員を減らして推移を見守るつもりのようです。歯の治療方法は、昔に比べると格段に進化を遂げています。削らない治療が当たり前になっていて、治療の期間も短くて済むようになりました。その代わりと言っては何ですが、歯医者はホワイトニングや矯正の分野に力を注ぐようになりました。子どもの時分に矯正を行うケースが増えていますし、生き残りを懸けて知恵を絞っているようです。

全国の歯科診療所の状況を見てみると、都市部に集中している現状があります。高齢者の場合、近くの歯科まで数時間かかることがあります。高齢者のQOLをキープするには、丈夫な歯や口腔のケアが必要不可欠ではないでしょうか。